市川武史 1971年、愛知県生まれ、東京都在住 11月1日(月)~6日(土)藍画廊 これまでの私の作品には、浮遊するもの、ヘリ ウム・ガスを注入したバルーン状のものがたくさんあります。立体作品の存在やその生成、自分はなぜ作るのか、といった根源的な諸問題を突き詰
めていった結果、自分としては「彫刻」という言葉でくくっているんですが、「浮かぶ彫刻」に行き着いたんです。実際に作品を存在させたのちに体験したこととしては、作品との対峙が処理しきれない情報を残したということがありました。ただ、一元的なインパクト至上主義に陥りがちな現在の現代美術の状況のなかで、そこにはむしろ何らかの現実的な可能性があるのではないかと思っています。 |
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